ふじみ野市議会は、11月25日、新型コロナ感染拡大に伴いふじみ野市長が「緊急メッセージ」を発出したことを理由に、一般質問を通常とは違う形で行うことを決定しました。
方法は、12月4日までに、質問原稿を提出し、当初予定した質問日12月10日(12月8日、9日は休会とする)に登庁し、答弁書を受け取るというものです。議会としてはこれまで、マスクをした各議員席の三方をパネルで囲い、議場では30分ごとに半数の議員を残して論戦するという三密対策を徹底してきました。
新型コロナの感染が広がり始めた3月、県内各地の議会で会期短縮のため一般質問を取り止めるなどの事態が起き、ふじみ野市議会も一般質問は会派1名で、再質問なしという対応を行いました。共産党は、一般質問は、議員一人一人の権能であり、市政全般の問題を取り上げることができるチャンスを縮小することに反対しました。住民の方々からもふじみ野市議会の対応に批判の声が上がり、6月議会は会派から複数の質問者を出していいことになりました。9月は通常に戻ったものの、今回はまた変則な方法を取ることになりました。
事前に提出した質問書に対して答弁書が渡されるという今回の方式ですと、再質問が出来ず、問題点をあぶりだす論戦ができません。地方議会も言論の府です。コロナ感染拡大防止を理由に自らの権能を放棄する議員がいるとすれば、勘違いも甚だしいと言わざるを得ません。
足立が一般質問で取り上げる課題は、以下の4項目です。
1.市道幹線3号線における交通安全対策(イオンタウンの開店で近隣の交通安全対策が求められることから、取り上げます)
(1)第1次優先整備路線としての都市計画道路の整備計画とスケジュール
(2)福岡浄水場東側交差点と星野造園交差点を結ぶ箇所の交通安全の緊急対策
◆夜間、車のライトで運転者から見えなくなる歩行者、横断歩道の改善(*「横断注意・事故発生交差点」の発光看板*北から南に向かう「幅員減少・スピード落とせ」路面標示*交差点内に自発光鋲設置など)
◆東側の歩道設置
◆星野造園交差点の隅切り拡幅
2.国道254号バイパス沿道の産業団地開発に係る課題解決の考え方(市街化調整区域を市街化区域に編入して、まちづくりに大きな影響が考えられる開発について、議会で論戦できる段階になりました)
(1)産業団地に出入りする車両のルートと周辺道路への影響について
◆搬入・搬出車両の場合◆従業員の車両の場合◆通学路の安全確保
(2)周辺の住宅環境との調和
◆常緑広葉樹などのしっかりした緩衝緑地帯の設置
(3)水宮の浸水被害軽減に効果を期待する開発地に予定している調整池の能力と、完成後の湧水の処理について
3.設置目的に合ったエコパの運営(指定管理者に任せてある事業には、市当局がモニタリングやチェックを住民の利益の立場で行うことが必要です。)
(1)旧上福岡市「太陽の家」の機能を代替する施設であるエコパの減免措置に対する契約時と現状のかい離について
◆課題と対応策
(2)利用者の公平性の確保
◆バーデプール・浴室利用者の20時枠のみ短縮時間になっている理由
4.平和都市にふさわしい事業の推進(上福岡公民館の大規模改修を理由に、運動公園入口に移設された平和の像。草むらに放置されたような状態を憂う住民の方から批判が寄せられ、取り上げることにした課題です)
(1)核兵器禁止条約批准国が50カ国に達し、2021年1月22日に核兵器
禁止条約が発効することについて、平和首長会議に加盟している
ふじみ野市長としての見解
(2)平和の像の設置場所
(3)消えゆく戦争体験を記録に残す事業
posted by 足立しづ子 at 00:01|
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