11日の国道254号バイパスふじみ野地区土地企画整理事業の施行者(伊田テクノス)による工事説明会で、工事の問題点が明らかになりました。
調節池の規模(県基準+水宮地域の浸水分)である東側71500㎥と西側14700㎥は、2017年21号台風の降雨量を基準にした市の指導によるもの。さらに、今年度スケジュールは調節池工事と盛土工事が同時進行となっていることから、調節池が完成しないうちに台風が襲来した場合、水宮地域の浸水被害が大きくなることは目に見えています。
調節池問題など 県に指導を要請
16日、足立はこの事業での県の指導責任を確認している前原県議とともに県担当課と懇談、調節池整備基準の見直し、土盛工事より優先に調節池工事を完成させることなど、事業者に対して市が適切な指導・監督ができるように、県から市への指導徹底を求めました。
担当者は、「工事説明に市が同席しなかったこともおかしい。行政の指導・助言が大事なので、市の関わり方を仕切りなおしてもらう」と答えました。
都市計画事業に市の指導・助言力の発揮を
3月30日に認可を受けたこの事業は、1カ月以内の組合設置が必要です。ところが、設立総会準備中に作業が始まり、現場には公共物である水路を掘り起こしたガレキ(写真)が積み上げられています。
日本共産党市議団は、20日、市当局の対応について都市計画課と懇談しました。
設置者不明の工事予告看板「令和3年4月15日〜」(写真)が現場に立てられているような事態に、市の指導・助言力が問われます。