2013年06月14日

この発言で困るのは誰? ふじみ野市議会 学校給食調理民営化問題で強権的に発言削減 

 学校給食の調理直営継続を求めた足立のー般質問の発言について、他の会派代表等から、たび重なるとり消しの圧力がかけられました。今日、昼過ぎ、足立は議長室に呼ばれ、議長・副議長と面談。「プール事故の反省を生かしてほしいと思います」などと表現を訂正することで、議長は足立の意思を確認しました。ところが、延々と休憩が続き、その間にはまた共産党以外の会派代表者などが議長室に集まっていたようで、議会が再開されると、突然、鈴木議員が動議の発言。足立のー般質問中、「違法であるような」「味も落ちてしまう」「プール事故で指摘された業者への丸投げを公言しているものと同じではないか」など不適切な発言を猛省し、取り消せーというものでした。
 民間委託の学校給食現場で、市の栄養士が委託先の調理員に直接指示を出すことは、偽装請負です。請負で行う業務については、厚生労働省・告示37号[1.労働管理上の独立性(労働者への業務遂行を自らの管理で行うこと)と、2.事業経営上の独立性(単に肉体的な労働力を提供するものではない)]が、規制しています。
 足立はこの点から、新センターでの調理がどうなるのか、執行部と質疑しました。それがどうして不適切で誤った言葉なのでしょうか。大井プール事故の最大の教訓は、民営化での丸投げです。業者に仕様書を書かせるような契約をすべきでないと意見を言うのは、当たり前のことではないでしょか。
 共産党は反対したものの、自民・民主・公明・無所属の賛成多数で、動議は可決。しかし、これは法的拘束力のないものなので、足立は「発言取り消しはしない」と議長に答えました。すると、議長はまた会派代表を集め削除する文言を決め、議長の権限で「プール事故…」や「厚労省が言っている」 など4か所を不穏当な発言だと断定し、削除してしまいました。

 時は17時半を回っていました。昼過ぎから傍聴席で見守ってくださった市民のみなさんは、議会の多数の暴挙と議長の職権乱用の実態をどのようにご覧になったでしょうか。議長が議員の発言について注意するのは、プライバシーや公序良俗に反すること、個人を傷つけるものなどに限られます。今回の事態は、誰のどんな考えが背景にあったのかはわかりません。でも、市民のためでなかったことは確かです。
posted by 足立しづ子 at 21:40| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
6月14日の議会を私も傍聴致しました。
酷いとしか言いようがないというのが率直な実感でした。
本来議員の質問は自由ですし、質問内容について取り消しとか修正しろなどという事は論外の話ではないでしょうか、動議を出した議員、またこれを認めた議長、これに賛成した議員(共産党以外の議員)は議会のことを知らないのか、それとも確信的にこんなバカげた事をやっているのか、議員の質を疑います。足立議員の質問は議案に関係がない質問でもなければ、
誹謗中傷でもありません。また差別用語でもなければ、議員の家族に対する攻撃でもありません。文面に書いてある通りの発言でした。こんな事で質問の内容に干渉されるなら
議会での質問は成り立ちません。ふじみ野市民として押さえ切れない怒りを覚えました。
私は何度かふじみ野市議会を傍聴していますが議会の運営に納得が行かない場面に時々出会います。真摯な論戦を求めます。市議会の様子は国会のようにニュースで放映されることはほとんどありません。ぜひ放映し市民の目に届けてほしいと思います。実は、市は税金を使い議場にカメラを設置しているのにもかかわらず、議会放映を実施していないことが、昨年市民の署名運動で知りました。
憤慨した市民が署名を集め請願を昨年提出しましたが共産党以外の反対で否決されたのです。反対した議員の多くは市民の目に議会の論戦が見られたくない様ですね。
議会放映の日を願いつつ、多くの市民の皆さんに直接傍聴をしていただきたいと思います。 
ふじみ野市議会の質を向上させるためにも足立議員の活躍に期待します。       

市民のための議会を願う市民より
Posted by 早坂 忠司 at 2013年06月25日 14:33
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