梅といえば、梅一輪 一輪ほどの暖かさ 松尾芭蕉
ヒンヤリとした空気の中に凛と咲く花を思い浮かべますが、温暖化の今年は早くから咲きだしたようです。福岡中央公園で、「鹿児島紅(かごしまこう)」のプレートを付けた紅梅を見つけました。
中国原産、朝鮮半島を経由して日本に渡ってきた梅は、『万葉集』に100首を超える歌が詠まれていることから、奈良時代には栽培されていたことが分かります。
白梅、紅梅はそれぞれ多種あるようです。八重寒紅(やえかんこう)はマゼンタピンクの八重咲、楠玉(くすだま)は花びらが重なりボリュームのある優しいピンク色、八重旭(やえあさひ)は、丸みを帯びた淡いピンク色。深紅に近い紅梅は鹿児島紅(かごしまこう)です。