ふじみ野・三芳環境センターにある余熱利用施設「エコパ」のバーデプールは、プール天井の耐震工事のため、1月10日から3月31日まで利用できません。
住民の方から足立に「エコパバーデプールが2カ月以上も利用中止。水中ウォーキングで健康を保ってきたので、何とか短縮して、一日も早く再開してほしい」と手紙がきました。また、道で出会った男性からは、「水中ウォーキングは効果抜群だよ。工事、早く終わってほしいね」と声を掛けられました。
いま頃 なぜ耐震工事?
開設から9年経って、なぜ耐震工事なのでしょうか。その理由は、昨年9月議会にエコパ・バーデプールの耐震工事費7700万円が計上された時の会議録を見るとわかります。
環境センター建設にかかわる委員会の委員だった足立は、宮城県のプール天井崩落事故などの例を挙げ、耐震など災害対策強化を要望していました。2011年東日本大震災の発生から、政府も耐震基準改正に動き出した時期でした。
ところがふじみ野市は、2014年3月6日に旧基準で着工、政府は4月1日に建築基準を改正したのです。
そして2018年1月、建築にかかわった鹿島建設から「エコパ・バーデプールの天井耐震工事にちて」という文書がふじみ野市に提出され、今回の耐震工事に至ったというわけです。
安全を考え新基準の先取りをしていれば、7700万円もの余分な費用を出すこともなく、利用者に不便をかけることもなかったはずです。